2009年01月09日
[ 第37回JAMDAニューヨーク視察レポート ]
8年ぶりのニューヨーク。X’masシーズンということもあり、テレビでしか見たことが無い世界を体験できることが、視察の大きな目的でした。
1.これからどうする?
初日、3日目とマンハッタンを視察。
2日目は校外のアウトレットモールへ。
というスケジュールの中で、たまたま前回と同じ商業施設を見させて頂きました。
その中で初日に感じたことは、X’mas商戦の華やかさではなく、メディアでも頻繁に報道されている「金融危機」と「経済の衰退」、特に感じられたのは、マンハッタン島中心部から少し南下した所に位置するチェルシー地区の「ミートパッキングディストリクト」。
【ブルックリンブリッジからのマンハッタン島】
この地域は、食肉の卸売り業を主とする業者と、その関連企業が集まっていたエリアです。
この研修の工程をまとめた[諸手引き及び日程]には、「ニューヨークで最もホットな地区」と記載されていますが、
自分の目にはそのように映りませんでした。
その要因として、8年前にきたときよりは確かに店が増え、エリアも拡大した様にみえます。それはただメーカー直販が増加し、卸業が衰退し、そこに安い賃貸料で小売店が入居できた結果だと思えたからです。
この図式から、アメリカ後追いの日本の商業施設とゆものをあてはめて考えると、NBからくる海外ブランドの展開の仕方、方法で展開が始まり、中央部主体の百貨店、
その後郊外の大型ショッピングモール、そしてアウトレットモールへと。
自分が暮らす岡山市内でも、卸町の事務所は閉鎖して賃貸で小売店が展開するようにアメリカと同じ流れに変わってきています。
【サックスフィクスアヴェニュー】商業には、変革が必要だとは思いますが、ただ今日のアメリカ経済を見ていると、もしかすると日本も衰退の一途を辿るのかと思えてなりません。
では、これからの日本は何が必要かと問われたら……?
日本の持っている「勤勉であること」「実直であること」結果、高度経済成長期にあった「物作りができる日本人」が必要なことと、日本人が日本人を造る意識。
有権者一人一人の意識が一番大切なように思えました。
2.United States of America
【ロックフェラーのX’masツリー】
やはりNYは5thAV!ですね。
X'masもあり、すごい人の数!!イルミネーションもウィンドーのDPもどこもキラキラとして、どこでもキスしているし、雪まで降ってきて、雰囲気もシチュエーションも最高!!!なのに…視察です。
【カルティエの建物】
やることがいちいち派手で、でっかい!
ロックフェラーのX'masツリーのデカさ!高さ30mとか、カルティエの建物全体がギフトボックスとか。いいねNY。
でも…視察です。
アメリカはこうでなっくちゃ!アメリカの心意気ってやつね!不景気も吹っ飛ぶ!ってつい思わされました。
3.そして 今後
今回の視察を振り返って感じたことは、NYは何度来ても楽しめる街であるということです。
四季折々の風やにおい、多民族国家特有の色々な文化も、色んな意味で、世界の中心であるUnited
States of Americaの勢いを感じることが出来たと思います。
3泊5日の工程では、どうしても物足りなさがありますが、また次回行く時の目的が出来てよかったです。
(株)京屋 岡山営業所 小林 由典
2009年1月8日 記
投稿日時:2009-01-09