2012年12月20日
[ 第41回JAMDA海外視察~NY X’masディスプレイ: レポート~ ]
世界の情報発信基地: ニューヨーク。
デザイン、経済の最先端。いつかは・・・
そんな憧れをずっと持ちながら、今回参加させていただくこととなりました。
視察スケジュールに加えて、今回の研修で必ず押さえておきたい: 目標を決めておりました。
□SOHO : URBAN OUTFITTERS、All Saints 視察・・・ショップデザイン( 内装) の先駆的位置付けとして。
□SOHO 地区の網羅・・・最も話題性のある地区。
□UNIQLO 全店の視察。
□ANTHOROPOROGIE 各店視察・・・何かとお手本にされる先駆的ショップ。
各カテゴリーに分けて、レポートとさせていただきます。
■SHOP
〈ANTHROPOLOGIE〉は必ず押さえておきたいショップ。姉妹ブランドの〈FREE PEOPLE〉も素晴らしい世界観で、洗練された空間として完成度は高い。ウインドではX’ mas ディスプレイを強く打ち出しており、雪の表現がとても美しい。
〈URBAN OUTFITTERS〉をSOHO 地区で視察。先ずは店内のスケール感の大きさに圧倒される。内装の実験場の様な印象もある中で、VMD や壁面構成は完成されている。ショップデザインの「基本」と「トレンド」がここで全て完結。
〈All Saints〉もSOHO 地区にて。イギリスのストリートブランドではあるが、NY 店のミシンのDSP も圧巻。
一度はこの目で見たい・・・そんな憧れのショップ。伝統的な建築の中に、見事にブランドの世界観を表現している。
ヴィンテージ什器と、洋服に関連するプロップ( 足型等) もセンスが良い。
■WINDOW
5th Avenue : 五番街の高級ブランド等が並ぶ中、〈Bergdorf Goodman〉、〈Saks Fifth Avenue〉にはやはり注目したい。
特に前者は「世界一」と称され、毎年注目されている。数あるウインドを拝見した中で、トレンドとしては「モーション
ディスプレイ」。
数台のモニターをムービーにしたり、ギアで歯車にしたり・・・と様々な手法で新しいモーションを表現。
多くの通行人が足を止め、写真撮影または記念撮影したりと” ホリディシーズンならでは” の雰囲気に遭遇。
そんな感動と記憶を与えるウインドは、やはり世界一の存在感。
■DEPARTMENT STORE
〈Bloomigdale’ s〉でブリーフィングという貴重な経験をさせていただいた中で、「4 か月で113 店舗の改装」という、とてつもないスケールでの切り替えの早さを知ることが出来、NY の市場を少なからず実感。
そして上記ウインドにも注目の〈Bergdorf Goodman〉、〈Saks Fifth Avenue〉の店内を視察。
Xmas ディスプレイという言葉では言い表せない、全てがアート作品の様な印象。
色を持たない装飾が高級感をより一層高めている。
他にもニュージャージー州の〈Woodbury Common Premium Outlet〉、大型ショッピングモールの〈Garden State Plaza〉、自由時間の中ではSOHO 地区回り、〈MOMA〉、F.L. ライト設計で一度は訪れてみたかった〈Guggenheim Museum〉、雄大な〈Metropolitan Museum〉、( 偶然にもジョンレノンの命日に) セントラルパーク等・・・出来る限り視察致しました。
まさに毎日が感動と驚きの連続です。
4 日間の中で、非常に貴重な経験をさせていただきましたことに、御礼申し上げます。
有難うございました。
2012.12/18
株式会社パールマネキン 東日本マーケティング部 廣瀬純也
投稿日時:2012-12-20