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会場ディスプレイ
第486回デザインギャラリー展として、95年11月に開催した。場所は銀座松屋7階のデザインギャラリー。クリスマス・ギフト需要を想定して展開したものである。
ファッション性の高い会場展開にするために、45uのスペースを24体のマネキンを配置して構成し、24種のスカーフの結びかを披露した。
協力=潟\ルティ、アンファン・テリブル、且オ彩、
[制作]M&A・久能修之。
福田繁雄氏が担当した。氏はDMで「スカーフはファッションセンスの変ることのない1つのポイントでした。最もグラフィックの感性が生かされるアートポイントでもありましたが、コミュニケーションとは異なる手のとどかない流れの中のデザインでした。この現代の流れの中に、個性的なグラフィックカヌーを走らせたのが、今回の発表展です。センスの飛沫を楽しみ下さい。」と述べておられる。
秋山育氏の作品
栗辻博氏の作品
安西水丸氏の作品
亀谷雄策氏の作品
福田繁雄氏の作品
参加メンバーは、福田氏のほか、秋山育、栗辻博、安西水丸、亀倉雄策、小島良平、佐藤晃一、坪内祝義、永井一正、仲篠正義、松永真、若尾真一郎の各氏。
[春]端午の節旬―写真
マネキン人形といえば、即ファッション=服飾品のディスプレイを連想しがちだが、VMDの視点で考えれば、その活用範囲は無限に拡大されていくと思う。
ここで紹介したのは、かまぼこ店で、ノスタルジックな雰囲気の演出に、マネキンを使った例である。創業・文化11年(1814年)という老舗の「籠清」(神奈川県小田原市)では、ウィンドー・ディスプレイのテーマを“季節を愛でる”とし、積極的にマネキンをムード演出に活用している。
[夏]青時雨―写真
[秋]満月うさぎ―写真
[冬]かごせいのお正月―写真
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